ロー中退・就活の記録。

法科大学院休学から一般企業に内定が決まるまで。心を守るライフハックも発信。自分に優しく、人にもそこそこ優しく。

【就活】インターンシップのこと~大事なのは自分軸。

 

いよいよ就活の話です!

 

ロースクールを修了するならまだしも、

中退して就職先があるのだろうか…

 

不安でいっぱいでした。

 

周りに就活生がいないですし、情報集めに困りますよね。。

そもそも就活って何をすればいいんだろう、、、と

 

一からの手探りでした。

 

 

私は結局、新卒生の就活の流れに便乗して、

ピチピチの大学3年生(4年生)にまぎれこんで就活をしました。

年齢的に無理があったかもしれない…笑

 

ここからは、新卒で就活をする方に向けて、

大まかな流れを説明します。

(かつての私のように、インターンとは何ぞや??みたいな人に向けて!)

あくまで私調べです><

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採用パターンは大きく2つ、

 

インターンシップからの早期選考

 

②3月の就活解禁から、エントリーシートetcを提出する(通常の選考) です。

 

 

この記事では、①インターンシップについて説明します!

 

 

企業のインターンシップには、「夏インターン」と「冬インターン」があります。

 

企業のHPや企業説明会で募集をしていて、

ネットでエントリーして、通れば参加できる!という感じです。

 

いつからスタート!といった感じではなく、

企業によって開催時期がバラバラです。

 

(★気になる企業のHPや、企業説明会で参加したいなと思う企業の開催日程を、なるべく早めにチェックしておいた方がいいです。)

 

インターンはあくまで体験の場、とする企業と、

インターンが実質、選考となっている企業がありました。

 

 

私は、インターンには、ほとんど参加していません。

 

理由としては、

・夏はまだロースクールの授業やら休学やらで時間がなかった

・体調がまだ回復していなかった

・どの企業のインターンに参加すればいいのかよく分からなかった

・選考倍率がとてつもなく高い

・いろいろと面倒くさかった

 

こんな感じです。

 

”参加すべき?” かどうかは、

 

参加した方がチャンスが増えますし、

 

上手く選考のレールに乗っかることができれば

通常の選考よりも有利でかつ早く内定が決まるので、

 

”参加した方がいい”でしょう。

 

行きたい企業がない(わからない)からこそ、参加して企業を肌で感じた方がいいだろうな、とも思います。

 

 

でも、インターンに参加して何がしたいという目的も特になく、

とりあえずたくさん申し込んで、片っ端からこなす!という力技は、

 

私にとっては「体力」「時間」ともに厳しかったので、参加しませんでした。

 

 

インターンは、絶対に参加しておくべき!というより、

参加できそうなら参加して、向き不向きをみてみよう~くらいのスタンスもありだと思います。

 

※統計の企業のオンラインのインターンに参加したことがあったのですが、

自分が数字に弱すぎて壊滅的に向いていないんだな・・・ということが分かりました。笑

 

あともう一社、

この企業で働きたい!と直感的に思った企業にも、

幸運なことにインターンシップに参加させていただきました。

このご縁の話は、後日詳しく話します。

 

2月でもちらほら、

冬のインターンシップを募集・開催している企業があると記憶しています。

 

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インターンシップでも、就職でも、

たくさんの情報で溢れていますよね。

 

これをすればいい!

数十社も受けて、たくさん行動して、多くの内定をもらった! 等々。

 

 

もちろん、情報は必須です。

エントリー期間の締め切りもありますし、情報集めは積極的にしたいです。

 

 

ですが、企業分析やエントリー先を決める際、

 

就活サイト等の情報に振り回されたり、

ノウハウを100%完全に信じたり、

企業側の雰囲気に飲み込まれたりしないよう、ちょっと気をつけてみてください。

 

素の自分で、冷静に、

 

「自分はどういう人間なのか」

「何が嫌・苦手なのか」

「職場の何を重視するのか」

人間関係・職種・やりがい・福利厚生など…

 

突っ込んでみてください。

 

ハイになって自分に合わない企業に入らないためにも、

変な企業に騙されないためにも、

 

こちら側からも、企業を見極めましょう。

 

 

私もこのような状態になり、企業選びに失敗したこともあります。

 

その経験をふまえて、

 

改めて、

 

 

”理想の自分”ではなく、

 

”現実の自分”を軸に

 

 

就職活動を進められたときに、自分にとって良い企業とご縁があるのではないか、

 

と思っています。

 

 

 

 

リラックスすることの大切さ。~ローで頑張った自分に一言。

当時の自分に一言アドバイスするとすれば、

 

もっとリラックスして!!

 

この一言に尽きます。

 

とはいえ、

”実際こんなに大変なのにリラックスなんて”

”今が大変なんだよ”

”これを逃したら一生おしまいだ…”

”就職も決まって安定した今だからこそ言えるんでしょ”

 

と、当時の私はきっと言いたくなると思います。

 

 

でも実際、今になってみると、

力を抜くからこそ続くこと、できることもあったのではないか、とも思っています。

 

この勉強、そんなに労力をかけてする必要がある?

時間と気力がゼロ。本当に、気合と根性でごり押ししなければならないのかな?

 

そんな風に一度立ち止まる余裕があればよかった。

(実際問題、本当に難しいんですけれど・・・)

 

私は、この余裕がなかったために、

休学してまで全てをストップすることになりました。

 

リラックスできるような環境ではないことは、身に染みて分かります。

 

入学した瞬間の、あの独特の重たい空気。

 

周りと比較し、勝手に比較され、常に自分の発言がクラス中に晒される緊張。

先生の”違いますね””そんなことも分からないんですか”といった一言余計なコメント。

 

これがずっと続くのか…と気が滅入りそうになりますよね。

 

ロースクールが合う人はいいのですが、

気質的に合わない人も、きっといるはず。

 

そんな人は、もしロースクールで長く過ごすのであれば、

いろんな意味で、もっと力を抜いてほしい。

 

腹立たしいことや、嫌なこともたくさんあって頭に血が上り、

思考がせわしないとは思います。

 

それでも、

息を吐いて、肩の力を抜いて、

 

ロー生としての自分よりも、

まずは人間としての自分の存在を認識すること。

 

もっと具体的にいうと、

自分の欲求や感情を押し殺さないこと。

 

ロー生としてこうあるべき!といった型に自分を押し込めず、

産まれたときからずっと馴染みのある、生身の自分のそばにいてあげること。

 

ただでさえ孤独感を募らせやすいロースクール生活。

課題に追われる日々。

祝日も休みなし。

徹底的に管理されたスケジュール。

 

そんな中で自分を押し殺していたら、

 

気づかないうちに心を擦り減らし、

ある日突然、一気に潰れてしまいます。

(経験者です。。)

 

まずは、何はともあれ、リラックスすること。

そして、たとえリラックスできなかったとしても、自分を責めないこと。

 

 

ロースクール、ひいては司法試験の勉強は、長丁場です。

何年間も、自分を緊張状態に置くのは、策としても現実的ではありません。

 

 

そして本当は、勉強よりも何よりも、

 

自分自身の「健康」「幸せ」

が一番大切で、第一に守らなければならないものです。

 

 

切羽詰まっているときほど、自分の心を後回しにしがちです。

 

難しい環境ではありますが、

だからこそ、意識的に、

 

周りの空気感につられて不必要に気負わず、

 

自分の心の声をないがしろにせず、

 

自分に優しくする瞬間を、少しでもいいので作ってみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストレスでの抜け毛と、期末試験の放棄を真剣に考えた話。~自分を追い詰めないで。

2月ですね。

今の時期はちょうどロースクールの試験が終わった頃かと思います。

期末試験を受けている方々、本当にお疲れ様です。

 

いろいろ書きたいことがあって、何から伝えたらいいか迷っていたのですが、

 

ちょうどこの時期、色々と思い悩んでしんどい人が多いかと思い、

 

2年前の自分の状況を思い出してみます。

 

―――――

 

期末試験前、あれだけ勉強時間はあったのに、やるべきことが山盛りで、

とにかく時間のなさに焦っていた。

 

やってもやっても記憶に残らないし、

授業の時間にイライラし、

もっと時間が欲しい。自分は何をやっていたんだ、

クリスマスもお正月も返上してあれだけ頑張ったのに、

何も進んでいない自分に腹が立つ。

 

授業に出席しなければならないのも(出席が足りなければ試験を受けられないし、欠席すればクラスメイトの前で怒鳴られる授業もあった)、

自分で選択できる自由の少なさにも、

とにかく全てが腹立たしかった。

 

それでも自分だけで結果を残さなければならない。

じゃあどうすればいいのか。

今からなにができるのか。

あれもやらなきゃ、これも終わっていない、どうすればいい。。

永遠と考え続けて、思考が止まらず、寝たくても全く寝付けない日々が続いた。

 

自習室のトイレで、頭を掻くのが癖になった。

大量のフケと髪が抜けたことがショックだった。(毎日お風呂には入っている)。

 

いっそのこと、試験を放棄してしまおうとも思った。

3日間、ネットフリックスを見まくった。

 

それは確かに現実逃避だったかもしれないが、

心に少しの余裕ができた。

 

授業中に叫びだしたくなる衝動が抑えられそうになかったので、

授業をさぼった。

一人で、観覧車に乗りに行った。

 

頂上から下を見下ろした。

人間1人1人はなんて小さいんだろう、

車だってあんなに小さい。

 

私の悩みだって、抱えている辛さだって、

ここから見たらほんの小さなものかもしれない。

 

ここから見たら、一生懸命に頑張っている小さな生命にすぎないのかもしれない。

この景色の一部にすぎないのかもしれない。

 

これがだめでも、次の場所がある。

今できることをやって、これでダメなら仕方がない。

 

ふとそう思った。

今までストレスで浮腫みがひどかった顔も、

その日を境にふっと元に戻った。

 

だが、直前まで逃げ出したいという思いは変わらなかった。

忘れもしない試験初日、民事訴訟法の試験の日。

 

試験は午後だったのだが、

ずっとこんな調子だったので、ほぼ手つかずの状態だった。

 

試験前日まで、試験を受けたくないとくすぶっていたが、

さすがに試験当日の午前中は、焦りと恐怖から、

今まで傾向対策してきた点を重点的に、必死で詰め込んだ。

 

電車の中でも往生際悪く、

今からでも逃げ出そうかと真剣に思ったが、

逃げ出す恐怖の方が勝ったので、必死に詰め込んで試験教室に向かった。

 

結果、何かしらを書いて提出して、帰ってきた。

 

本気で逃げ出そうと思っていたが、とりあえず受けてみてよかったなと思っている。

 

逃げ出すな、と言いたいのではなく、

誰かの言いなりになるのではなく、自分の気の済むようにしてよかったという意味だ。

 

今になって思うことだが、

もしこれで試験放棄していたとしても、

 

自分の弱さに負けたということでもないし、

逃げ、甘え、ということでもないと思う。

 

逃げ出すほどに辛い環境、過酷な試験勉強に立ち向かった、

その結果、方向転換した、

「試験を受けなかった」という現象があるだけで、

それ以上でもそれ以下でもない。

―――

 

試験を受けた人、

試験を受けなかった人、

思うように答案が書けなかった人。

終わった…といった致命的な失敗をしてしまった人。

 

ロースクールだけが全てではありません。

司法試験の勉強だけが人生ではありません。

 

周りに責められることもあるかもしれません。

でも、まずはここまで頑張った自分をいたわってください。

ただでさえ過酷な環境、勉強です。

ここまで自分を奮い立たせてきたのだから、

もうこれ以上自分を責めないでください。

 

どうか、お先真っ暗だと思いつめないでください。

どんな結果であれ、必ず自分にとって良い方向に進めるはずです。

たとえ今の自分には全く想像がつかなくても、必ず(!)次のステップの足掛かりになっています。

 

うまく言えないですし、

今大変な渦中にいる人からすれば、"何を無責任なことを”と苛立ちを感じるかもしれません。

 

でも、頑張ってきた私たちの頑張りを、ロースクールの実体を知らない人に勝手にジャッジされたくないんです。

自分で自分を卑下したくないんです。

 

 

結果として私は後の試験がうまくいかず、就活をしています。

 

「一念発起してそれくらいの試験、乗り越えたらどうですか?」

「なぜ試験に通らなかったのですか?努力不足では?途中で投げ出すのは、甘えではないですか?」

と言われることも、現実として、ありました。

(※歩み寄る姿勢もなく偉そうに、理解するための事前準備もしない、そんな会社はこちらから願い下げでいいと思います)。

 

 

頑張っている真っ最中だと、

自分の努力を過小評価してしまいがちです。

 

自分がもう十分に頑張っていることにも気づきにくいですし、

 

私自身も、

結果が出なければそう言われても仕方がないのかもしれない、

自分は能力のないダメ人間なのだ、

社会に必要とされていないんだ、、、と自分を必要以上に責めていました。

 

でも、そんなことはない!!

落ち着いた今は、はっきりそう思います。

 

なかなか理解されない現状。

試験前の大変さ。

 

同じような体験をしている人も少ないですし、

家族や就活のお偉方にいちいち説明するのも面倒に思うこともありました。

 

ご自身の置かれた状況を少しでも客観視するために。

 

何より、同じような体験をしている人の孤独感を

少しでも減らせるように。。。

 

今回は、試験前の大変さを、

当時の記憶を思い起こしながら書いてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

法科大学院の休学を決めた当時のこと。

1 法科大学院を休学するまで

 私は、1年半前に法科大学院の休学を決めました。

前期の途中から精神的に辛く、体調も崩しており、授業に出席できる状態ではありませんでした。

学費を払ってくれている両親にも相談したのですが、せめて前期末まではやり抜きなさい、逃げずに頑張りなさい、と言われました。ですが、脳や体が鉛のように重く、もう思うように動きませんでした。心身共に限界を迎えていたことは、自分が一番よく分かっていました。

本当に怖かったのですが、両親にも内緒で、前期の途中から授業に出席しない(=期末試験を受けられない。進級をあきらめる。)ことを決断しました。

 

 

2 自分を責めた言葉。

 今ここで最後まで頑張らずに休学すること、辞めること。それは、今まで積み重ねてきたこと、義務を、途中で放棄すること。法科大学院を休学・中退する人で、そうやって自分を責めなかった人はいないのではないでしょうか。

 

周りは頑張っている、みんな乗り越えている。なぜ自分だけができないのだろう。

能力不足なのだろうか。努力が足りないのだろうか。もっともっとできたのではないだろうか。今ここで諦めず、来年・再来年と、自分を潰してでも、もっと粘り強く踏ん張るべきではないだろうか。

今ここで諦めたら、今まで費やしてきた年月と、何より多額の学費が無駄になるのではないだろうか。すべてを自分勝手にドブに捨てることになるのではないだろうか。自分が能無しだから。何もかも、自分が頑張れなかったから。

こんなにも多くの迷惑をかけてしまった。

 

もっと違う道を選べばよかった。なぜこんなところに来てしまったのだろう。

「社会人」と胸を張って社会で生きていける同級生が羨ましく妬ましい。安定した仕事に就いて、能天気にみんなと同じ列に並んで新卒の恩恵にあずかっただけなのに、「社会人」なんて威張っちゃって。自由な時間を楽しんで、綺麗に身だしなみを整えて、自分のお金もあって、結婚もして…。

 

修了もままならず、中途半端な身分で、恥ずかしい。情けない。この境遇をいちいち説明するのも面倒で、肩身が狭い。

ローのトイレでふと鏡を見て思う。そういや自分はなんてダサくて無様な恰好をしているのだろう。いつの間にこんなに醜くゆがんだ顔になったのだろう…。

 

こんな考えを、法科大学院に入学してからずっと、2~3年は続けていたと思います。

置かれた状況にただでさえ追い詰められているときに、自分で自分を終始こんな思想で追い詰めていたら、そりゃあ鬱にもなりますよね。でも、当時はそれが常態化していて、自分の思考の歪みにも気づいていませんでした。

自分はなにもできていないのだから、せめて罪悪感くらいは抱いて、常に申し訳ないと思っていなければならない。それでもやり場のない怒りを抑えられず、家族に八つ当たりしてしまったことも多々ありました。

 

続きます。

 

法科大学院で苦しんでいる人へ。

私は、大学卒業後、法科大学院に進学しました。

事情があって休学し、就職活動をして、今年で中退予定です。

 

今は内定が決まりひと段落ですが、

今に至るまで、心身共に、本当に大変でした。

 

たくさんの意思決定をしてきました。

何度も転んで、立ち上がれない。それでも何とかして前に進もうとして…。

 

同じような境遇の人があまりに少なかったので(ネット上にもリアルにも)、

私は、自分で道しるべを立ててきました。

 

人と違う道を選んでしまった。

間違った道を選んでしまった。(当時はそう思っていました)

 

後戻りはもうできない。

なのに失敗してしまった。

誰も助けてはくれない。

人生に失敗したのではないか、と本気で思ったこともありました。

(注:どんなことがあっても一切そんなことはありません!本当に!)

 

それでも、次の道を探すことができました。

今こうして、穏やかな心を取り戻すことができました。

 

法科大学院の休学を迷っている人。

 

法科大学院から一般企業への就職を検討している人。

 

追い詰められて、思い悩んで、苦しんでいる渦中の人。

 

そんな人たちに、私の体験や考えをシェアできたらと思います。

 

 

そして、はじめにお伝えしたいのですが、

 

私とご自身の置かれている境遇を比べて、

もしかしたら、今以上に落ち込んだり、さらに自分を責めてしまう方もおられるかもしれません。

 

でも、あなたには、あなただけの人生があります。

あなたには、あなただけのアドバンテージが、必ずあります。

 

これ以上、ご自身を責めないでください。

 

あなたはもう、十分すぎるくらいに頑張っています。

 

私の話を、ご自身に合うようにカスタマイズして、

自分を救うためのツールとして活用していただければ幸いです。